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空想・科学・特異点 

Science Fiction Singularity

今までとは「逆の世界」の可能性

 

ここ最近のブログにおいて、共産主義と資本主義、それぞれの問題点を挙げてきました。

 

それらから感じるのは、これまでの世界を形作ってきたこのふたつのシステムは、どうも完璧には程遠い存在なのではないか、ということです。

 

これらふたつのシステムがどちらもうまくいかないのであれば、何かそれに替わりうる「別なもの」を創らなければなりません。

 

何をどうしたらいいものか……と、考えた際に浮かんできたのは

「これまでがダメなら、これまでと『逆なこと』をすることによって問題が解決するのでは?」

ということでした。

 

そんなわけで、

今回はその「逆なこと」について考察してみます。

 

逆なこととは

・先鋭的共産主義が目指す世界の逆側を残す

・先鋭的資本主義が目指す世界の逆側を残す

・残った部分の重なり合う部分を残す

といった形です。

 

言葉だけだとイメージしづらいので、これを図に表してみます。

下の図は左の楕円が共産主義の、右の楕円が資本主義の目指す社会を意味しています。

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図中の左の円は左側に行くほど共産主義の理想形に近づきます。

同様に右の円は右側に行くほど資本主義の理想形に近づきます。

 

で、これを合わせる。

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 現状、その国がどのような社会体制であっても、共産主義的な部分と資本主義的な部分が共存しています。

図中の赤い部分と青い部分、そしてそれらが重なり合っている斜線の部分、全体を合わせたものが今の世界を表しているわけですが、次の経済・社会・政治システムにおいては、この「斜線の部分」を目指していくのです。

この斜線部分が、共産主義や資本主義がそれぞれ理想とする社会の逆側にある、ということで「逆の世界」にあたるのです。

 

この重なり合う部分が小さいと、社会は安定しないので、できるだけ大きく重なるように調整していきます。

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これまで、左側にいる人たちは自らに属さないもの(図中赤線で囲まれた部分以外)を攻撃対象としてきました。

同様に、右側にいる人たちは自らに属さないもの(図中青線で囲まれた部分以外)を攻撃対象としてきました。

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よって、これから、次のシステムにおいては、可能な限りお互いが重なり合うことで、不毛な争い、諍いからの脱却を目指すのです。

この斜線部分は、共産主義・資本主義どちらのシステムにおいても理想の「逆側」にあたるので、結局お互いが「どれだけ譲り合えるか」ということにかかっています。

 

ここにおいて、過度に体制や個人、会社、組織等に対して攻撃的にふるまう人は、自らこそが社会の安定を壊す存在であることに気づくことになるでしょう。

 

 

現状の社会・経済・政治システム上の対立において、いつも何かに対して攻撃的な人たちの中では、ふたつのシステムそれぞれがお互いに独立し、離れているように見えています。

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仮に新しいシステムを作って重なり合わせたとしても

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このように重なり合う部分(紫)の振れ幅が大きく、安定を欠きます。

 

このことは、単に形としてそれぞれを大きく重なり合わせても意味がないことを示しています。

 

そこで、お互いがどれだけ譲れるか、ということになるわけですが、「譲る」ということは、自らの信念を希薄化することにも繋がるため、抵抗する人も少なくないと思われます。

 

しかし、その「心の部分」の在りようを変えない限り、全体はもちろん個々の幸せは得られないのです。

 

有史以来の世界を見てきてわかるのは、合意によってであれ、暴力(テロ、革命、戦争等)によってであれ、新しい形の体制ができたとしても、そのうちまたそれに不満を持つ存在が現れ、その体制を壊そうとすることです。

 

その不満は、自らの心が生み出しているものであり、その「心の部分」が変わらない限り、いつまでたっても、どんなものができたとしても ──── それが自分自身によって作られたものだとしても ──── 満足することはできないでしょう。

 

 

……というわけで

実はこのブログも大部分は心の作用によって書かれているのですが笑

 

システムを変えることで、心を修めていく

        ↓ ↑ 

心を修めることで、システムを変えていく

 

この両軸を意識していくことで、何か、もしくは誰かに対して過度に攻撃的になることなく「今よりももっと良いもの」が表れてくるのではないのかな、と感じています。