空想・科学・特異点 

Science Fiction Singularity

一元に還る新しい世界

 

今日、普段行くことのない街を訪れたのですが、少し時間が余っていたので小さな書店に入りました。

書架を眺めつつ、気づいたことがあったので備忘録(忘備録)的に記しておきたいと思います。

 

どこの書店でもそうですが、各カテゴリごとに本や雑誌がまとめられていました。旅行、ペット、参考書……etc.

その一部に調理・料理関係の本があり、その右隣にダイエット本、左隣に成人病や各種疾病関係の本が並んでいました。

 

美味しいモノとダイエット、そして成人病と、切っても切り離せないものが並ぶ皮肉というか悲哀というか。

その姿に商業主義やマスコミ的なものを感じつつ、面白いなぁと思って眺めていました。

 

また同時に、そういった相反するものが同時に並列されることは、矛盾ではなくて、むしろ自然なことなのだ、ということにも気づきました。

 

細部を見れば分かれるものも、おおもとは何か一元的なものから発生している。

 

これまでの世界は、分析することによって多元的に捉えられてきたように思うのですが、その結果が現状だという時―――

本当に新しいモノ、形、これまでになかったシステム……等を創るには、結局その「おおもと」に還る必要があるのかもしれません。

 

目に映る姿も、個人的なこだわりも超えたところにある同一のモノ。

 

それを認識する人が増えることで、この世界は変わっていくのです。