空想・科学・特異点 

Science Fiction Singularity

経済や社会はどう変わっていくのか? これまでのまとめ 1

 

ブログは手軽に書けるのが魅力ですが、以前に書いた記事が参照しづらいという欠点もあります。

 

そこで、これまでに書かれた内容のうち、重要な部分のまとめを定期的に差し込んでいきたいと思います。

 

以下はSF的考察に基づく予測です。

ここでいうSF(Science Fiction)とは、SF作家ロバート・A・ハインラインのいう

「読むことのできる大半のサイエンス・フィクションの手軽で簡潔な定義は、過去や現在の現実社会や、科学的手法の性質と重要性の十分な知識に基づいた、可能な未来の出来事に関する現実的な推測」(Wikipedeaより)

です。

 

 

・現金(キャッシュ)の存在しない世界が現れる

現金を存在させるためのエネルギーが掛かりすぎているので、それをなくす

資産の量を数字化することによって紙幣や硬貨をなくす

全ての小売店(駄菓子屋とかも)がカード決済になる

 

メリット

お金を造る費用が浮く

レジ待ちの時間がなくなる

財布がいらなくなる

 

デメリット

設備投資費の問題

停電時の決済をどうするか?

お年玉の喜びが希薄化する笑

 参照リンク「次世代の社会・経済システムに関するひとつの開示

 

 

・現金が数字化する

以前(40年くらい前)は「現金」で渡されていた給料が、現在はほとんど銀行振り込みという「数字」に置き換わっている

 

通販やオークションの支払いも、カード払いや振り込み等、数字のみのやり取りで成り立っている

 

仮想通貨はそもそも「物」として存在していない

 

よって、現金(キャッシュ)は、さらに数字化していく

参照リンク「貨幣制度の終焉もしくは変移についての考察①

     「貨幣制度の終焉もしくは変移についての考察②

 

 

 ・共産主義や資本主義が衰退していく

共産主義は人の欲望を軽視しすぎて失敗

参照リンク「マルクスを丸くする 社会主義・共産主義の回顧

 

資本主義は「人に恒久的な幸せを感じられるとうまく維持できない」という欠陥を持っているため、その下ではどこまで行っても幸せになれない、ということに人々が気づき始める

参照リンク「人を幸せにしてはいけない」と資本主義は言った 資本主義の致命的な欠点

 

共産主義も資本主義も、その設計の基本的な部分に「人を幸せにする」という視点が存在していない

あったとしても建前上だけで、実際はそうなっていない

参照リンク「共産主義も資本主義も人の為には存在していない

 

共産主義や資本主義は、そのシステムが目指す方向が根本的に誤っているため、時間の経過と共に、洗練されればされるほど、さまざまかつ多くの問題が浮上してくる

 参照リンク「共産主義と資本主義の失敗は目指すベクトルを間違えたから

 

 資本主義下では、供給者が「与える」とか「配る」という意識があれば儲けが少なくなり、「稼ぐ」とか「奪う」という意識があれば儲けが多くなる。所得格差が広がるという事実は、そのまま、人や社会がどのようにふるまっているのかを如実に示している

参照リンク「誰かが儲ける時、他の誰かは奪われている

 

 資本主義には、儲けようとすればするほど、儲ければ儲けるほど、その儲け先が縮小していき、格差が広がるという面がある

それが固定化された後は儲け先が消滅してしまう

参照リンク「儲ける先がなくなる時

 

 

共産主義でも資本主義でもない新しい経済システム が登場する

お金をたくさん持っている人(会社)に関して

「獲得手段(経済か犯罪か)が問われていない」

「社会に広く貢献(納税)しても評価されていない」

という問題点がある

 

これらを解決するため

「お金(もしくはそれに代わるモノ)の獲得手段や履歴が全て把握される」

「社会に貢献(納税)した人(会社)ほど利益・評価が得られる」

という形のシステムが生み出される

 参照リンク「『お金を持っている人が必ずしもエライわけではない』という問題

 

 

 

※ 2015.4.1~2017.3 までのまとめ