5月中旬から8月初旬まで、他の活動を優先的にこなしていたため、このブログの更新が滞っていたのですが、その間も、興味深い(ブログで触れたい)事象がいろいろとありました。
経済的な面に限れば、ギリシャのデフォルトに関連した問題、プエルトリコのデフォルト、中国の株価下落等です。
特に面白いと感じたのは、ギリシャのデフォルト問題で見られたある現象です。
デフォルト自体は回避されたのですが、それが決定するまで少し時間が掛かったことと、銀行の取り付け騒ぎ等の混乱を避けるために行われた対策(出金制限)のために、通常では考えられないような対応が為されたのが印象的でした。
その対応とは
公的交通機関や高速道路を無料にする
携帯電話の通話やネット接続等を無料にする
年金受給者を対象にパンを無料で提供する
等です。
これらは当座の混乱を避けるためのものであり、資本主義の下においては、その対応のために結局誰かが割りを食うわけですが、それでも、このような状況が発生したのは何かの「サイン」のようにも思えてきます。
資本主義ではない別の形(共産主義でも社会主義でもない)を上手に創れば、これらの事柄が意外と簡単にできるのでは? ということを示してくれたようにも見えてきます。
きっとたくさんの人々が反対するだろうとは思いますが、その反対している人々をも解放する「新しい形の社会・経済システム」が少しずつ近づいてきているのかもしれません。
その新しいものとはいったい何なのか?
これから少しずつ触れていきたいと思っています。